この記事では、子どもと一緒にできる、道具を使わないおうちあそびについて、おすすめのことばあそびを3つ紹介していきます。
①3歳頃に、ことばあそびがおすすめの理由がわかる。
②子どもと一緒にできる、ことばあそびがわかる。
3歳頃と言えば、語彙も増えて、宇宙語も減り、意思疎通のできるおしゃべりも多くなってきますよね!
この言葉が増えているタイミング、チャンスです。
言葉遊びの定番「しりとり」も絵や文字があると、子どもたちもわかりやすいですよね!
公文で出しているしりとりパズル、まだひらがなが読めない2~3歳頃でも絵があるのでしりとりのスタートにもぴったりですよ☆
言葉遊びゲームが保育におすすめの理由☆お金をかけずにおうちで楽しく遊ぼう!
おうち時間も増えている昨今、おうちの中ではどんな遊びをしていますか?
できるならテレビもあまり見せたくないし、おもちゃも新しいものを買い与えるのもちょっと…。
そんなママにおすすめしたいのが、道具を使わない、「ことばあそび」です。
「ことばあそび」には必要なものはありませんし、なにより、いつでも、どこでも遊べる!というのがいいところです。
私と娘は、毎日のお風呂の時間がことばあそびタイムになっています。
〈ことばあそびにお風呂がおすすめの理由〉
・必ず毎日入る。
・毎日ある程度一定の時間を取れる。
・止め時も決まっている。(お風呂からあがるとき)
・お互い開放的な気持ちで、余裕をもって取り組める。
・お風呂場にあいうえお表(ひらがな表)があれば、それも使える。
あいうえお表の選び方や、貼る場所のおすすめはこちらで紹介しています。
もちろんお風呂に限らず、お部屋でも、出先でも遊べます!
でも、もし初めてスタートするなら、やはりお風呂はかなりおすすめです!
では次で、実際に3歳の娘とやってみて、わかりやすく、遊びやすいのに知育効果も高いぞ!というおすすめを3つ紹介していきます。
言葉あそびはしりとりが定番!しりとりで知育☆
まずは「しりとり」です。
これは言わずもがな、だれもが知っている定番ことばあそびですよね!
私も久しぶりにちゃんとやりましたが、子どもと知育を意識してやろうと思うと、これが結構難しいんです!
〈知育を意識したしりとりポイント〉
・大人が答えるときも子どもの知っている言葉にしばる。
(慣れてきたら新しい言葉を教えるために、子どもの知らない言葉もありです)
・子どもの創作言葉はOKにしない。
・動詞はダメ。
・1度言った言葉は繰り返してはいけない。
→多くの人が知っているゲームは、一般的なルールから外れた状態で教えてしまうと、その後友達とできるようになったときにルール違いで困ることになったり、トラブルになったりする可能性があります。
まず大前提として、しりとりなので、
「言葉の終わりの文字から始まる言葉を考えていく」
「ん」で終わる言葉はつながらないからダメ。
というルールを覚えてもらうところから始まります。
最初は子どもたちと一緒に、
『りんご』
「りんごの終わりは何かな?」
「うーん…『ご』!」
「そうだね。じゃあ次は『ご』から始まる言葉だね。」
『ごりら』
「じゃあ、ごりらの終わりの文字は何だろう?」
こういった感じで、最初は一つ一つ丁寧に文字をなぞってあげてください。
これも繰り返しているうちに、一人で終わりの文字を拾えるようになりますし、促さずとも、次の言葉につなげられるようになっていきます。
某子供向け番組で2020年春までに放送のあった、「しりとりれっしゃ」を見ていたことも、しりとりが自然と入ってくるようになった根底にあるような気がしています。
今はもうコーナーが終了してしまっているのが残念でならないです…。
連想ゲームのお題が簡単なら3歳でもできる!ことばのイメージを養おう
次におすすめすることばあそびは、「連想ゲーム」です。
〇初心者向け レベル☆
1つのお題に対して、連想できるものをたくさん挙げていくゲームです。
例)
お題「赤いもの」
・りんご
・いちご
・ポスト
・消防車
・おひさま
…
このような感じで、かわりばんこに「赤いもの」を言っていきます。
お題は色のシリーズや季節など、幅広く挙げられそうなものを出すのがポイントです。
〇中級者向け レベル☆☆
テーマは設けずに連想される言葉を言っていくゲームです。
例)
「赤い」
↓
「いちご」
↓
「甘い」
↓
「チョコレート」
…
この感じです。
ここでは、レベル☆に比べて、少しルールが加わります。
・しりとり同様、同じものを繰り返し言わないこと。
・「いちご」→「食べる」のように範囲の大きい言葉は、ルール上間違いではないのですが、範囲が広すぎて連想しずらくなります。
ここはママパパからうまく誘導してあげる必要があります。
〇上級者向け レベル☆☆☆
中級者向けのものをリズムに合わせて言っていくゲームです。
イメージは「マジカルバナナ」です!笑
(時代を感じさせますが、ママパパ世代ならきっと知ってる…?)
例)
「『赤い』と言ったら『いちご』」
↓
「『いちご』と言ったら『甘い』」
↓
「『甘い』と言ったら『チョコレート』」
↓
…
こんな感じです。
リズムも取りながら次のことばを考えるのは結構難しいです。
ですが、考える瞬発力と、リズム感を同時に鍛えられるので、大変おすすめのことばあそびになります。
目安の一つですが、うちの娘は、お風呂場言葉遊びを始めて1年までかからずにこの辺りまで行けたかな、という感じです。
子どもの想像力を養うのもあそびで!「私は何でしょうゲーム」
これもなかなか面白いですよ!
「私は何でしょうゲーム」です。
〇初心者向け レベル☆
いろいろな角度のヒントから推測して、何のことを言っているのか考えるゲームです。
例)
最初にいくつかヒントを出していきます。
「私は黄色です。」
「私は動物です。」
「私は首が長いです。」
「さぁ、私は何でしょう?」
…答えは「きりん」ですね。
このような感じで、ヒントをもとに、だれ(何)を表しているのかを当てるゲームです。
ヒントも特徴的なものは後に持ってくることで、考える時間と、ひらめきを演出します。
〇上級者向け レベル☆☆☆
子どもたちに自分で質問を考えてもらいます。
例)
ママ「私は食べ物です。さぁ、私は何でしょう?」
子「あなたはくだものですか?」
ママ「そうです。」
子「あなたは赤いですか?」
ママ「違います」
子「あなたは黄色ですか?」
ママ「そうです。」
子「あなたはバナナですか?」
ママ「正解です!」
このような流れです。
どうですか?
答えにたどり着けるような質問を自分で考えることになるので、ググっと難易度も上がります。
ポイントは「はい」か「いいえ」で答えられるような質問になるようにすることです。
(最初に質問の例を出してあげて、いろいろなパターンの質問をやってみせてあげるのが良いです。)
同じゲームでも、やり方次第で、小さい子~幼児~小学生まで幅広く遊べます。
使う語彙しだいで、難易度の調整も可能です。
3歳からのことばあそびのおすすめ☆
いかがでしたでしょうか。
この記事では、道具を使わないおうちあそびについて、おすすめのことばあそびを3つ紹介していきました。
ことばあそびはおうちで気軽にでき、子どもたちの語彙を増やしたり、想像力・発想力を育てたりすることができます。
今回紹介した3つは、どれも、正解が1つではない、考え方や発想次第で答えは無限にある遊びです。
「私は何でしょうゲーム」は答えを1つママパパの中で用意はしておきますが、そこへのたどり着き方は無限です。
子どもたちとのことばあそびで、そんな無限の可能性を育ててあげてくださいね。