ICカード「イクスカ」は、通勤や通学、旅行など日々の移動をより便利にするための強力なツールです。
ポイント制度も充実しており、使えば使うほどお得に感じられる仕組みが整っています。
しかし、最近の制度変更により、従来の基本ポイントが廃止され、乗り継ぎポイントや特定区間ポイントとのみとなりました。
この記事では、イクスカの現在のポイント制度の詳細と、効率的にポイントを貯める方法について解説します。
これを読めば、イクスカを使いこなして、より快適でお得な移動が実現できるでしょう。
ポイントの確認方法や活用法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
イクスカ乗り継ぎポイントの詳細☆効率よくポイントを貯めるには?
ICカード「イクスカ」は、通勤や通学、旅行など日々の移動を便利にするだけでなく、ポイントを貯めることができる嬉しい制度があります。
特に、乗り継ぎポイントを活用することで、より効率的にポイントを貯めることができます。
【乗り継ぎポイントの仕組み】
・地下鉄と市バス、または地下鉄と宮城交通・ミヤコーバスを60分以内に乗り継ぐとポイントが自動的に付与される。
・どの駅や停留所からでも乗り継ぎポイントが貯まる。
・事故や渋滞で60分以内に乗り継ぎができなかった場合はポイントが貯まらない。
例えば、朝の通勤で地下鉄から市バスに乗り継いで職場に向かう場合、60分以内であれば乗り継ぎポイントが貯まります。
また、夕方に同じルートで帰宅する際にも同様にポイントが貯まります。
このように、日々の移動をうまく利用することでポイントを効率よく貯めることができます。
【効率的にポイントを貯める方法】
効率的にポイントを貯めるためには、以下のポイントに注意しましょう:
①60分以内の乗り継ぎを意識する
地下鉄とバスの乗り継ぎ時間を60分以内に設定することがポイント獲得の鍵です。
特に、通勤や通学の際は時間を計算して、効率よく乗り継ぎましょう。
②定期的な利用
定期的に利用することで、自然とポイントが貯まっていきます。
特に、毎日の通勤や通学での利用は大きなポイント獲得につながります。
③特定区間の利用
高速バスの特定区間を利用する際にもポイントが貯まります。
これは、月間の利用回数や金額に応じてポイントが付与される仕組みです。
④ポイントの確認と有効活用
ポイントは地下鉄の発券機などで確認できます。
貯まったポイントは1ポイント=1円でチャージできるため、有効に活用しましょう。
また、ポイントには有効期限があるため、期限内に利用することを忘れないように注意が必要です。
⑤バスや地下鉄の利用パターンを工夫する
例えば、短い距離を何度も利用するよりも、長距離を利用する方がポイントが効率よく貯まる場合があります。
自分の利用パターンを見直して、最も効率的にポイントを貯める方法を見つけましょう。
実際の例として、仙台市内で地下鉄から市バスに乗り継ぐ場合、60分以内に乗り継ぎが完了すれば、ポイントが貯まります。
特に、通勤ラッシュ時にはバスの遅延が発生しやすいため、余裕を持って計画を立てることが大切です。
また、高速バスを利用する場合もポイント獲得のチャンスがあります。
月に何度も利用する場合は、その都度ポイントが貯まり、まとまったポイントを獲得することができます。
【ポイントの活用法】
貯まったポイントは、地下鉄の発券機やバス営業所で確認できます。
ポイントを使う際は、1ポイント=1円としてチャージすることができます。
このチャージは、地下鉄の券売機や定期券発売所、チャージ機設置店舗で行うことができます。
イクスカ基本ポイントとは?これだけは知っておこう
ICカード「イクスカ」は、多くの人々にとって便利な交通手段ですが、その魅力の一つである基本ポイント制度が令和5年3月31日をもって終了してしまいました。
この基本ポイントは、月の乗車回数に応じて運賃の5%から25%のポイントが貯まる仕組みでした。
【基本ポイントの概要】
基本ポイントは、市バスや地下鉄を定期的に利用することで得られるものでした。
月間の利用頻度に応じてポイントが付与され、最大で運賃の25%をポイントとして還元されることがありました。
しかし、利用頻度が少ない場合でも最低5%のポイントが貯まりました。
この制度は、多くの利用者にとって大きな魅力となっていました。
イクスカのポイント廃止の影響!具体的には何が廃止されたの?
ICカード「イクスカ」のポイント制度は、令和5年3月31日をもって大きな変更を迎えました。
特に影響が大きいのは基本ポイント制度の廃止です。
この変更により、利用者が受け取るポイントの種類や量が大幅に変わりました。
ここでは、廃止されたポイント制度の詳細とその影響について解説します。
【廃止されたポイント制度の詳細】
●基本ポイントの廃止
基本ポイントは、市バスや地下鉄を定期的に利用することで得られるもので、月の乗車回数に応じて運賃の5%から25%のポイントが貯まる仕組みでした。
これにより、利用頻度が高い利用者には大きなメリットがありました。
しかし、この基本ポイント制度が令和5年3月31日をもって終了しました。
これにより、今後は基本ポイントを貯めることができなくなりました。
●制度終了の背景
基本ポイント制度が終了した背景には、新型コロナウイルス感染症の影響があります。
パンデミックにより市バスや地下鉄の利用者が減少し、乗車料収入が大幅に減少しました。
そのため、仙台市交通局は経営の持続可能性を確保するために経営改善が必要となり、基本ポイント制度の終了が決定されました。
【ポイント廃止の影響】
●利用者への影響
基本ポイント制度の廃止により、多くの利用者が毎月得ていたポイントがなくなることになります。
これまでポイントを貯めていた利用者は、交通費の一部をポイントで賄っていたため、実質的な交通費の増加を感じることになるでしょう。
●代替ポイント制度
基本ポイントが廃止されても、他のポイント制度は継続されています。
特に、乗り継ぎポイント制度は引き続き利用可能です。
これは、地下鉄と市バス、または地下鉄と宮城交通・ミヤコーバスを60分以内に乗り継ぐことでポイントが貯まる仕組みです。
利用者はこの制度を活用して、引き続きポイントを貯めることができます。
イクスカのはチャージポイントもあるの?他にもポイントを貯める方法はある?
ICカード「イクスカ」を使うと、さまざまなポイントを貯めることができます。
特に注目すべきは、乗り継ぎポイントと特定区間ポイントです。
乗り継ぎポイントについては上で紹介をしたので、ここでは、特定区間ポイントについて紹介をしていきます。
〇特定区間ポイント
【特定区間ポイントの仕組み】
宮城交通・ミヤコーバスの高速バス(一部路線を除く)を利用すると、その月の乗車回数や利用金額に応じてポイントが貯まります。
1回ごとの運賃に対して、利用回数に応じたポイント率を掛け合わせて計算されます。
【特定区間とはどこ?】
特定区間ポイント付与の対象となる路線はこちらです。
〇宮城交通
・仙台山形線
・仙台上山線
・仙台空港山形線
※いずれも、宮城交通運行分のみなので注意です!
〇ミヤコーバス
・仙台石巻線
・仙台大衡線
・仙台古川線
・仙台加美線
・仙台鳴子線
・仙台蔵王線
【注意事項】
・定期区間内の利用やicscaでのきっぷ購入など、一部の利用方法ではポイントが貯まりません。
・バスで同乗家族分などの運賃を支払った場合や、現金で不足分の運賃を支払った場合も対象外です。
バスで対象のエリアに通勤・通学をしている人は、必然的に利用回数も増えるので、とてもお得に利用をすることができます。
ただ、定期区間内だとポイント付与の対象外なので、還元を考えても定期の方がお得!となることもあると思いますので、利用する区間と、運賃、定期の金額とぜひ比べてみてくださいね。
【チャージポイントは存在しない】
現時点で、icscaに特定のチャージポイントはありませんが、乗り継ぎポイントと特定区間ポイントを活用することで、交通費を節約することができます。
これらのポイント制度を最大限に活用して、賢く移動しましょう。
イクスカポイント確認の方法!簡単チェック
ICカード「イクスカ」を利用する際、貯まったポイントを確認する方法はとても簡単です。
以下の手順に従って、ポイントの確認と利用を行いましょう。
【ポイント確認の方法】
①地下鉄駅の券売機
地下鉄駅に設置された券売機でポイントの確認ができます。
券売機の画面で「ポイント確認」を選択し、イクスカを読み取らせるだけです。
②バス営業所や定期券発売所
バス営業所や定期券発売所でもポイントを確認できます。
イクスカを提示して係員にポイント数を尋ねてください。
③チャージ機設置店舗
みやぎ生協、イオン、ヤマザワなどのチャージ機設置店舗でもポイント確認が可能です。
チャージ機で「ポイント照会」ボタンを押し、イクスカを読み取らせてください。
【ポイントの使い方】
貯まったポイントは、1ポイント=1円としてチャージすることができます。
ポイントチャージの手順は次の通りです
①地下鉄駅の券売機
「チャージをする」を選択
イクスカを投入
「ポイントチャージ」を選択
チャージを実行
②定期券発売所やバス営業所
イクスカを提示し、係員に「ポイントチャージ」を依頼
係員が手続きしてくれます。
③チャージ機設置店舗
カード挿入口にイクスカを差し込み、「照会」ボタンを押す。
「チャージ」ボタンを押してチャージを実行。
【イクスカのポイントの注意点】
・有効期限
ポイントには有効期限があり、1年間ポイントチャージをしないと失効します。
定期的にポイントを確認し、期限内にチャージしましょう。
・チャージ制限
ポイントチャージは1日1回に限られ、他のイクスカへのチャージはできません。
これらの方法を使って、貯まったポイントを有効に活用しましょう。
日々の通勤や通学で便利に使えるイクスカポイントを最大限に活用してください。
ポイントチャージの方法についてはこちらの記事でも詳しく紹介をしていますので、合わせてご確認くださいね。
まとめ
この記事では、ICカード「イクスカ」のポイント制度について詳しく解説しました。
基本ポイントは廃止されましたが、乗り継ぎポイントや特定区間ポイントを活用することで、引き続きお得に移動ができます。
ポイントの確認方法も簡単で、地下鉄駅の券売機やバス営業所でチェック可能です。
これからもイクスカを賢く使って、効率よくポイントを貯めていきましょう。
日々の通勤や通学に役立ててくださいね。