この記事では、来る台風に備えて準備できる食べ物のおすすめと、仙台市が台風への備えとしてやっている取り組みと、市内の避難場所や、100均で手に入る防災グッズの紹介をしていきます。
①台風に備えて備蓄しておくべき食べ物がわかる。
②仙台市が取り組んでいる台風への備えを知ることができる。
③100均で手に入る便利防災グッズ情報がわかる。
台風だけでなく、線状降水帯という言葉も定着してきた昨今。
自分の住んでいるところもいつ大雨や集中豪雨に見舞われるとも限りませんよね。
そういった外に出ることができない自然災害に対して、どんな食べ物を自宅に備えておくのが良いのでしょうか。
ピックアップしてみました。
〈台風に備えるべき食べ物〉
・水
・レトルト食品
・カップラーメン
・冷凍食品
・レトルトご飯
・米
・乾麺
・缶詰
・お菓子
・野菜(根菜類を中心に)
避難所に避難を余儀なくされる場合や、電気が使用できない場合には、火や水を使わずに食べられるレトルトご飯やレトルト食品が役に立ちます。
台風のように、外には出られないけど、自宅で電気もある場合は、米や乾麺をはじめとした、通常自炊で使用される食品も大いに役立つこととなります。
どれも通常の生活の中で使用しているものがほとんどになりますので、米や缶詰など、ギリギリや、なくなってから次を購入するのではなく、普段から少し余裕を持って備蓄をしておけるといいですね。
今回は、仙台市で出している、台風の対策の取り組みも紹介していきます。
仙台市の取り組みを一例として、ご自分の住んでいる地域の台風対策も見てみてくださいね。
台風に備えるもの食べ物は何がいい?政府で出している目安もまとめました!
台風や集中豪雨のときは外には基本的に出ない方が良いので、買い物に行かずとも、常にこれは自宅にある方が良い!というものをまとめました。
〈農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」〉
※1週間分/大人2人の場合
・水2L×6本×4箱
・※2kg×2袋
・カップ麵類×6個
・そうめん2袋(300g/袋)
・パスタ2袋(600g/袋)
・パックご飯×6個
・牛乳・シリアルなど
・レトルト食品
〇牛丼の素・カレー等18個
〇パスタソース6個
・缶詰お好み物18缶
・日持ちする野菜類(玉ねぎ・ジャガイモ)
・調味料(砂糖・塩・醤油・めんつゆ等)
・梅干し・海苔・乾燥ワカメ等
・インスタントみそ汁や即席スープ
・野菜ジュース・果汁ジュース等
・チョコレートやビスケットなどの菓子
●あなたの食生活別 選び方のヒント
・普段料理をする▶常備菜・乾物:梅干し・缶詰・切り干し大根など
・中食が多い▶水+推奨備蓄食品:レトルト食品・フリーズドライ食品など
・普段料理をしない▶水+好きなものカップラーメン・菓子類・非常食など
政府は以上のものを出していますが、全てを常に網羅できるように備蓄をするのはちょっと大変そうですよね…。
ですので、普段の生活でも使える、パスタやパスタソース、レトルト食品などを少し多めに揃えるところから始めましょう!
そして、食べたら(使ったら)なくなる前に買い足す。
このサイクルを忘れなければ、災害対策・備蓄・買いだめという言葉に踊らされることなく、生活することができますね。
仙台市の台風への備えは?仙台独自の取り組み調査!
仙台市では、市民一人ひとりが準備しておくべきこと、市としての情報提供と、大きく2つに分けて対策を出しています。
〈市民一人ひとりが準備しておくべきこと〉
・マイ・タイムラインの作成
・仙台防災ハザードマップの確認
2020年8月から2020年度版仙台防災ハザードマップの公開。
市役所本庁舎、各区役所、総合支所の総合案内などの窓口で配布。
HPでも確認できる。
「マイ・タイムライン」とは、大雨災害時の避難計画のことです。
家族構成や、同居する高齢者や子どもの年齢に合わせて、あらかじめ作成をしておきます。
避難に時間を要する方がいる場合は、警戒レベルが3時点で避難を開始したり、また、お住まいの地域によっても浸水の危険性がある場合は早めに避難を始めます。
これらはすべて「ハザードマップ」で確認をすることができます。
避難先はどこになるのか?
経路はどこを通るべきなのか?
避難開始はどのタイミングなのか?
外出等で家族が違うところにいる場合、連絡が取れない場合はどうするのか?
事前に話し合い、それを見える化しておくことで、家族全員がきちんと意識をすることができます。
〈市としての情報提供〉
・仙台危機管理Twitter(仙台市危機管理室)
・コロナ渦での避難情報
「仙台危機管理Twitter」は、仙台市の公式Twitterで、台風や豪雨をはじめとした災害情報や避難情報、地震や津波等の情報を発信しています。
現在は、新型コロナウィルス感染症関連のお知らせも毎日発信をしています。
仙台市危機管理室Twitter
「コロナ禍での避難」について仙台市では、避難所での密状態を避けるため、在宅避難や、親族・友人宅等の避難所以外への避難もあらかじめ検討するよう、呼びかけています。
避難所に避難をする場合でも、小中学校であれば体育館だけでなく教室も開放をしたり、避難の際に健康調査を行い、その結果次第では体調不良者専用スペースを設けたり、と対策を行います。
どこに避難をすることになっても、マスクやハンドソープ、除菌用アルコール等は、自分たちでしっかりと準備をしておきましょう。
仙台市の台風時避難場所はここ!
仙台市避難情報ウェブサイト
「仙台市避難情報ウェブサイト」は、仙台市内の指定避難場所をお住まいの住所から調べることができるサイトです。
例)
青葉区→国分町3丁目→指定避難場所3か所:木町通小学校、上杉山通小学校、立町小学校
と、調べることができます。
この結果を踏まえて、自宅から最も安全に行くことができる避難場所を事前に調べておくことができます。
こちらも、「ハザードマップ」と合わせて確認しておくことが必要ですね。
仙台市のライブカメラから台風を知る
仙台市内には一般の方も見ることができるライブカメラがあるのをご存じでしたでしょうか?
動画の鮮明さや見やすいところだと以下の3か所がおすすめです!
ミヤギテレビ 公式YouTubeチャンネル
仙台駅前 仙台マークワン屋上からの定点カメラ
KHB東日本放送 公式YouTubeチャンネル
勾当台公園から市役所・県庁方面の定点カメラ
仙台市路面情報 ライブカメラ
・八木山(八木山動物公園前)
・川平(川平市営住宅前)
・茂庭(茂庭台団地前)
・泉ヶ岳(スプリングバレースキー場手前)
・秋保野尻
仙台市路面情報は、コマ送りながらも感度は良く、見やすいです。
※たまに「調整中」となることもあるようです。
テレビ局が運営している2つのカメラはYou Tubeでライブ配信をされており、車や人の動きまで大変鮮明で、音声も付いています。
雨や風の音も聞こえるので、台風が近づいてきていることも確認することができます。
他にも調べると、3秒ごとにコマ送りくらいのものから、5分ごと更新のライブカメラ映像が、各市町村や主要地(ダムや神社、ホテルや大学)でも一般で見られるように提供されています。
このライブカメラがあれば、わざわざ出かけなくとも、自宅にいながら外の様子を知ることができますよ!
仙台市のハザードマップ!洪水や氾濫はどこで!?
ハザードマップについては、こちらのページで詳しく説明をしています。
また、仙台市のHPに各区ごとのハザードマップを公開しています。
仙台市HPハザードマップ
仙台市では、災害に強いまち「防災環境都市づくり」を進めており、ハザードマップも細かく作成をされています。
仙台防災ハザードマップ(洪水・土砂災害ハザードマップ)
仙台市浸水想定区域図(内水ハザードマップ)
ため池ハザードマップ
と、台風や豪雨に対するハザードマップだけでも3種類あります。
自宅近くの状況に合わせて細かく情報を収集できるのはありがたいですよね。
100均ダイソーの防災グッズは使える?あると便利なあれまで発見!!
今は防災グッズの種類も豊富で、すべてを揃えようと思うと費用が結構かかりますよね。
必ずすぐに使うものでもないし…
今回は、100均のダイソーでも揃えられる防災グッズを紹介します。
こちらは300円商品ですが、10L入るので、2Lのペットボトルで考えると5本分になります。
ペットボトルを常備しておくことも必要ですが、断水の際は給水車に水をもらいに行くことを考えると、普段は折りたためるウォータータンクも準備をしておきたいですね。
こちらも300円商品です。
アウトドア商品として並んでおり、商品にもバーベキューが簡単にできると書かれています。
しかし、停電やガスが止まってしまった際、非常時に向けて備えておいても良いですよね。
正直、こんなものまで100均で買えるんだ!と驚きました。
コロナ禍の現在、密集を避けるために自家用車での避難生活も選択肢の一つになっています。
車のシガーソケットを2口に分配して、USBシガー充電器を2つ使えば、携帯やスマホの充電も家族で行うことができます。
これは500円商品ですが、モバイルバッテリーの価格のボリュームゾーンは2000円~4000円位であることを考えると、500円で買えるのは安い!
非常用、とするならば、普段は使わない人も準備をしておいて損はないです!
100均ならと、いろいろ揃えたくなってしまいますね。
この機会に自宅の防災グッズをぜひ見直してみてください。
仙台市台風対策知識の充電完了!
この記事では、仙台市が台風への備えとしてやっている取り組みと、市内の避難場所や、100均で手に入る防災グッズの紹介をしていきました。
台風は地震と違い、数日前から準備ができる災害です。
直前は直前のすべきことがしっかりとできるように、平時の今、台風への知識と対策を知り、焦らず行動をできるようにしましょう。
私も小さな子どもがいるので、家族で「マイ・タイムライン」を作成しておきたいと思いました!
ライブカメラもどんどん活用して、安全・安心の準備をしましょう。