仙台市・宮城県の季節災害・防災【地域情報】

宮城台風の被害傾向対策☆ハザードマップを知り備えを考える【決定版】

宮城台風の被害傾向対策☆ハザードマップを知り備えを考える【決定版】

 

この記事では、宮城県に接近する台風の傾向と県での対策や、ハザードマップについて詳しく説明をしていきます。

この記事を読むメリット

①宮城県に接近する台風の傾向と、県としての対策を知ることができる。
②ハザードマップには何が書いてあるのか、各市町村のハザードマップを見ることができる。

例年の台風発生数や、そのうち日本に上陸して東北地方に接近する台風の数、ご存知ですか?
宮城での被害の大きかった台風として記憶に新しい、2019年10月の台風19号。
年々各地で大雨などの大きな被害が増えている印象、ありますよね。
そして近年「ハザードマップ」とよく聞くようになりましたが、実際見たことありますか?
ちなみに私は今回こうして調べてみるまで見たことがありませんでした…。
そんな「実は知っているようで知らなかった」ことをまるっと調べて、まとめてみました。

くるみ
くるみ
台風のことってニュースでは見るけど、ちゃんとハザードマップは見たことがなかったかも…

宮城での台風被害はどのくらい?2019年10月台風19号から紐とく

宮城での台風被害はどのくらい?2019年10月台風19号から紐とく

まずは2019年台風19号について少し振り返ってみましょう。

アメダス仙台(仙台市)観測Data
総雨量    383.5㎜ (10/11 15時~10/13 9時)
最大1時間雨量 63.5㎜ (10/12 22:32~23:32)
(10月として1位の記録)
最大瞬間風速 30.4m/s

宮城県最大値
筆甫(丸森町)観測Data
総雨量    594.5㎜
最大1時間雨量 80.5mm
(10月として1位の記録)

宮城県の被害状況
〈人的被害〉
死者   19名
行方不明 2名
重傷   7名
軽傷   35名
〈住宅被害〉
全壊   273棟
半壊   2259棟
一部破損 1846棟
床上浸水 2096棟
床下浸水 12393棟
(消防庁情報11月14日現在)

観測所でのデータや被害状況を見ても、台風19号は宮城県では過去に類を見ない台風であったことがわかります。

実際、当時は仙台駅前のペテストリアンデッキ下の冠水のニュースも大きく取り上げられていたり、住まい近くの川もこれまでに見たことがないほど増水をしており、氾濫の危険性を感じたりしました。

宮城は台風は多いの?少ないの?

宮城は台風は多いの?少ないの?

体感としては、台風の影響で学校が休校になったり、新幹線に影響が出たり(在来線(特に仙山線は)はすぐに止まりますが…)というのは年に1回あるかないか、位です。
実際は宮城県や東北地方に接近する台風はどれほどあるのでしょうか。
こちらもデータを集めてみました。

〈2019年までの台風の発生数〉

 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月 年間
2019 1 1 1 4 5 6 4 6 1 29
2018 1 1 1 4 5 9 4 1 3 29
2017 1 1 8 5 4 3 3 2 27
2016 4 7 7 4 3 1 26
2015 1 1 2 1 2 2 3 4 5 4 1 1 27
2014 2 1 2 2 5 1 5 2 1 2 23
2013 1 1 4 3 6 7 7 2 31
2012 1 1 4 4 5 3 5 1 1 25
2011 2 3 4 3 7 1 1 21

〈2019年までの台風の東北地方接近数〉

 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月 年間/個
2019 1 1 1 1 4
2018 2 1 1 4
2017 1 1 1 1 4
2016 4 4
2015 0
2014 1 1 2 4
2013 1 2 3
2012 1 1 1 2
2011 1 1

台風の年間発生数が約30個に対して、東北地方に接近する台風は約4個です。

しかも、東北地方に近づくにつれて台風の勢力は衰えるのが一般的ですから、大きな影響を受ける台風の接近は年間1~2個と言えそうです。

ただ、最近の傾向として、台風だけでなく、秋雨前線や線状降水帯の影響での大雨が増えている印象もあります。
この影響と台風が重なった場合、思わぬ大雨になることも少なくありません。
台風が少ないからと言って、普段の対策が必要ない、ということは決してありません。

そら
そら
線状降水帯は積乱雲だから梅雨時期が多いけど、秋に発生することもあるのよ。

宮城県の台風への備えは?HPから徹底分析☆

宮城県の台風への備えは?HPから徹底分析☆

宮城県としての台風対策はどのようになっているのでしょうか。
県のHPや内閣府の情報、気象台の情報等をまとめました。

宮城県総合防災情報システム(MIDORI)

MIDORIとは、地震、津波、豪雨等による自然災害に対処することを目的とした防災情報の収集・提供システムです。
平成5年から本格稼働し、平成18年までに改修を行い、現在も運用されています。
ここでは、各市町村ごとの災害の被害報告と避難情報を確認することができます。

住民向け防災情報提供サービス
仙台管区気象台にリンクがまとめてあります。
仙台管区気象台リンク「住民向け防災情報提供サービス」

こちらは自治体がメール等により、実施している住民向け防災情報提供サービスです。
宮城県の市町村ごとの配信サービスです。
それぞれメールアドレスの登録やLINEの登録で情報を受け取ることができるものになります。
こちらも、災害が起こる前に、お住まいの市町村のものを登録しておくといいですね。

みやぎ県政だより

意外と見ていない方、多いのではないでしょうか。
仙台市民は仙台市政だよりと一緒に2か月に1回、自宅ポストに投函されています。

みやぎ県政だよりの令和2年7月8月号6~9ページに特集がありました。
こちらは宮城県のHPからも県政だよりのバックナンバーとして読むことができます。

みやぎ県政だより令和2年7月8月号防災特集

みやぎ県政だよりバックナンバー

平時にすべきこと、台風や豪雨の時に確認すべきこと等がわかりやすくまとまっています。
ぜひ一度ご覧ください。

仙台市独自の台風対策はこちらにまとめてありますので、ご確認ください。

くるみ
くるみ
宮城県や仙台市で対策をしてくれることを私も活用したいな!

「避難行動判定フロー」「避難情報のポイント」

こちらは内閣府防災から出されているものです。
避難行動判定フロー避難行動判定フロー

こちらもフローチャートになってるので、とても見やすいです。

避難情報のポイント 避難情報のポイント

次に、避難情報のポイントにもある、警戒レベルについてまとめました。

警戒レベル3:避難準備
自治体が、避難準備・高齢者等避難開始を発令する目安
大雨警報・洪水警報

警戒レベル4:避難勧告
自治体が、避難勧告を発令する目安
土砂災害警戒情報

警戒レベル5:災害発生
何らかの災害が既に発生している可能性が極めて高い状況。命を守るための最善の行動を。

「避難勧告」の次は「避難命令」なんじゃないの?
いいえ、違います。
法律的には「避難命令」という言葉はありません。
「避難勧告」の次を挙げるとするならば「避難指示(緊急)」になります。

内閣府としては、警戒レベル4:避難勧告で、危険な場所にいる人は全員避難を呼び掛けています。
この、「危険な場所」というのが、ハザードマップで示されている場所になります。

次で詳しくハザードマップを見ていきます。

そら
そら
「『避難命令』がまだ出ていない」のではなく、『避難命令』という言葉自体がないの。覚えておいてね。

宮城県の洪水ハザードマップって何が書いてあるの?【ここ重要!】

宮城県の洪水ハザードマップって何が書いてあるの?【ここ重要!】

ハザードマップは、おもに地方自治体で出されています。
宮城県でも、各市町村が危険箇所を確認し、ハザードマップを作成しています。

そもそもハザードマップには何が書いてあるの?

・浸水想定区域と浸水深
・河川の氾濫特性
・避難場所
・避難時の危険箇所
・避難情報の伝達方法
・気象情報のありか(入手先)
・災害学習情報(過去に堤防が決壊した箇所や水害に備えた心構え)

私はこれを見て、避難時の危険箇所や避難情報の伝達方法が書いてあるのは意外に感じました。
過去の堤防決壊等の情報も書いてあるのはありがたいですよね。

各公民館や小中学校が避難所になることも多いので、歩いて行ける場所がほとんどです。
お天気の良い日に一度、家族みんなで歩いてみるのもいいですよね。

くるみ
くるみ
私もそらと一緒に避難所まで歩いてみる!

地域別ハザードマップ

宮城県HPから各市町村の防災関係のページに飛ぶことができます。
宮城県HP洪水ハザードマップ紹介

災害時にこれはあったほうが良い物・準備【災害実体験から、これだけは!】

災害時にこれはあったほうが良い物・準備【災害実体験から、これだけは!】

私自身は東日本大震災時の避難経験があります。
台風や豪雨ではありませんが、避難所で必要になるものの参考になりますので、ぜひご確認ください。

・簡易発電装置(手まわしタイプ)
・モバイルバッテリー

・ラップ
・手指用除菌アルコール
・ハンドソープ・紙石鹸

・水を準備しておく
・非常食を準備しておく

発電器やモバイルバッテリーは、避難所では必須です。
避難所にはコンセントは豊富にはありませんし、自宅であっても、停電時にはスマホや携帯電話は懐中電灯代わりにもなります。

コロナ渦と言われる現在は衛生面でも気を使います。
今ではどこのドラッグストアでも購入できるようになりましたが、アルコール消毒や、ハンドソープや紙石鹸をいつでも持ち出せる準備までできている方は多くないかもしれません。
これらもいつ避難が必要になっても大丈夫なように、ボトル等に準備をしておく必要があります

水や食料については最低でも3日分、と言われていますので、常に備蓄をしておく必要があります。
しかし、私の家でもそうですが、カップラーメンやパスタ、レトルト食品はそれぞれ少なくとも1回ずつ家族で食べられるくらいは常にストックしてあります。
現在の冷蔵庫の中を見ても、多分3日分はありそうです。
もちろん個人差はあるかと思いますが、「うちもそう」という方も多いのでないでしょうか。
普段からの備蓄がない方は少し意識をして準備も必要ですが、そうでない方は焦って買占めは必要ありません。
コロナの際の買占め騒動を教訓に、ぜひ一度自宅の食料チェックをしてみてください。

防災グッズのおすすめは!?ホームセンターで調査☆

ホームセンターで購入ができる防災グッズを調べてみました。

手回し充電ラジオ

「10年間ほったらかしでも充電できる」と長期保管可能を謳っており、とても魅力的です。
災害は必ず来るとも来ないとも約束ができないものです。
そのため、買ったはいいけど使わずに何年もそのままで結局使えなくなった…ということも多くあります。
この商品はそういったこともクリアしています!
ラジオですが、ライトやサイレン、スマホや携帯電話の充電までできる優れモノです。

クーラーボックス

意外と自宅にもない方が多いのではないでしょうか。
うちはたためる小さなクーラーボックスはありますが、こうしたハードケース型のものはありませんでした。
しかし停電になった際、冷蔵庫内の食品は時間とともにダメになってしまうものも多くあります。
上記の準備物のところでも書きましたが、冷蔵庫内の3日分の食品を守るためには、保冷時間が保てるものも準備物の一つになります。

車中泊用防災バッグ

便利だなぁ、と感じたのが、車中泊用の防災バッグです。
車での避難を余儀なくされた場合、通常の避難とは違ったものが必要になることもあります。
こういった準備も一つあると、避難の選択肢も広がりますね。

そら
そら
コロナ禍での避難になると、これまでの常識だけでは足りないものも増えてくるわ。これまで以上の準備が必要ね。

過去を知って未来を見る

この記事では、宮城県に接近する台風の傾向と県での対策や、ハザードマップについて詳しく説明をしていきました。

いかがでしたか?
宮城県は台風の被害が大きくはない、と思われるかも知れませんが、昨今の各地での状況を見ていると、いつ、どこで、どんな災害が起こってもおかしくないですよね。
ぜひ、もしものときのことを一度考えてみてください。
県の台風対策や、ハザードマップは命を守ってくれます。
「もう知っているよ」と思うような知識も、日々アップデートをして、最新の情報を常にお持ちください。