この記事では、幼児からできる迷路の効果と、運筆のスタートやひらがなの基礎についてお話をしていきます。
①幼児からできる迷路の効果がわかる。
②運筆のスタートやひらがなの基礎づくりについてわかる。
運筆のスタートはいつから始まると思いますか?
私は、1歳くらいからはじめても良いと考えています。
0歳向けのクレヨンもありますが、一般的なペンの形をしたクレヨンを持つようになるのが1歳くらいかな、と思います。
そんなペン型のクレヨンを持つタイミングが、運筆のスタートになります。
ぜひ初めてえんぴつやクレヨンを持つとき、ぜひママたちにお願いしたいのは、「正しい形で持たせる」ということです。
お箸の持ち方と同様、最初に持った形のまま、成長していっても変わりません。
もちろん最初は嫌がるかもしれません。
ここで意地になって無理強いをする必要はありませんが、(えんぴつを持つことがいやになっては元も子もありませんので…)子どもが絵を描くときは近くにいて、サポートをしてあげてくださいね。

迷路で難しいのを無料でやる方法はある?おすすめサイトを紹介☆
迷路を無料で楽しむ方法も存在します!
難易度の調整ができて、種類も豊富、しかも無料!の三拍子そろったサイトはあまり多くはないのですが、こちらは本当におすすめです。
ただ、プリンターがお家にないと、印刷ができないので、気軽に無料で…とはやりにくい方もいるかもしれません。
お家にプリンターがない方でも、無料で手軽に迷路の基礎や運筆に取り組む方法を、下で詳しく紹介をしていきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
迷路の効果を幼児から☆メリットを知ろう!

幼児期の迷路はどんな良い効果があると思いますか?
こちらにまとめてみました。
〈幼児期の迷路に期待できる良い効果〉
①運筆力の向上
②ひらがな(文字)の基礎づくり
③思考力の向上
④集中力の向上
迷路は知育の面でも、読み書き学習の面でも、大きな成長を促してくれます。
そして迷路は男女問わずに夢中になれるところもいいところですよね。
全体を見て、ゴールに行くための道を先読みして考えるから、日常生活にも使える賢さの成長も期待ができるわね。
迷路を運筆のスタートに!子どものやる気を引き出そう

迷路は運筆を始めるのにぴったりの教材です!
ではそもそも、運筆とはなんでしょう?
「運筆」
字や絵をかくときの筆の運び方。
筆づかい。
引用:明鏡国語辞典
大人は当たり前に書いている文字ですが、当然ながら、最初は書くことができません。
この「書くことができない」を考えてみると、
「書くことができない」の細分化
①えんぴつを持てない。
②えんぴつを持つ手に力が入らない。
③まっすぐの線を引くことができない。
④曲線を書くことができない。
⑤そもそもひらがなを知らない。
たくさんの「できない」に分けることができます。
これを一つ一つ習得をすることで、文字を書く、ということに繋がっていきます。
「運筆」は、上記の①~④に部分に深くかかわってきます。
⑤のひらがなを知らない、という点に関しては、また追って、別の記事でご紹介をする予定です。
迷路は、これら②~④を習得するのに最適な遊び(教材)ということができます。
えんぴつを持ってめいろをする、ということは、筆跡が迷路上に残らないといけないので、自然とえんぴつを強く握る力が付き、濃く書くことができるようになります。
迷路には必ず道があります。
その道の端にぶつからないように気をつけてたどっていくことが、まっすぐの線を引く練習になります。
こちらも③と同様です。
迷路の道はほぼ必ずくねくねと曲がっていたり、時にはトンネルをくぐって線が重なるように1回転しなければならないものも多いです。
迷路はひらがなの基礎を作る☆始めるのはいつから?

冒頭でも触れましたが、運筆のスタート自体は1歳頃と考えています。
1歳でえんぴつの持ち方に慣れて、2歳くらいが迷路のスタートになるかと思います。
2歳台は、迷路は教材にえんぴつで直接書かせるのではなく、指でなぞらせるのがおすすめです!
なぜなら、2歳台ではまだ、迷路の道をこちらに意図通りになぞってはくれませんし、トンネルで道が重なる概念もまだついていないためです。
そして、何より、1回書いてしまうと答えが見えるので、子どもの興味が薄れる可能性があります。
小中学生の学習指導のときに良く言っていたのですが、
「教材やワークはノートにやって、繰り返しやって、答えを覚えるくらいまでやりこんで理解を深めましょう」
です!
もちろん多くの問題に触れるのも、とても大事です。
ですが、コストをかけない知育・幼児教育をモットーにしているので、覚えるほどにやらせることの費用対効果も大きく感じています。
迷路のルールが理解される3歳頃~が、迷路学習(運筆)の本格スタートです!
ここからは、お絵かき帳に迷路の超初歩を書いてあげるのがおすすめです。
自作迷路〈ひらがな練習編〉のやり方
①最初は(線と線の間隔が)太めの2本線。徐々に細めの2本線に。
②ひらがなの基礎だから、右にまっすぐ、下にまっすぐ、左右にはらい、かくっと曲がる、時計回りのぐるぐるを最初にやる。
③慣れてきたら交差(十字)もさせる。
(十字を書かせようとすると、曲がれるところで曲がろうとしてしまう。)
(重なりは、迷路でも避けようとする子もいる。)
④基本は左から右へ。上から下へ。を意識させる。
この自作なら、手間もほぼかかりませんし、必要なものも、自由帳とクレヨンくらいなので、おうちにあるものですぐにやらせることができますね。
そして、これらのポイントをすべてできるようになっている頃には…☆
すぐにひらがなの練習に入ることができますし、書けるようになるのも、早いです。
ここまで練習ができると、
「い」「う」「く」「こ」「し」「つ」「て」「に」「の」「へ」「も」「り」
あたりが書けるようになっているはずです。
書ける文字が増えてくると、子どもたちの方から「もっと難しいのがやりたい」とか「お手紙書きたい」とか、次のステップに進めそうな発言も出てくると思います。
「き」「け」「さ」「す」「そ」「た」「ち」「と」「ひ」「ら」「る」「ろ」「ん」
も、いびつながら書けるようになってきます。
幼児に迷路をさせるときの効果的な声掛けは?

子どもに迷路をさせる際、最も大切なことは、無理強いはしない、ということです。
そして、もちろん順番通りでなくとも良いのです。
きちんとしている方に多いのですが、迷路の教材も最初のページから順番に、とか、ひらがなも「あ」から順番に、とか、子どもにも求めがちになってしまいます。
ですが、ひらがな等の文字に関する学習をはじめ、国語に直結する分野は、「窮屈さ」や「~でなければ」を感じると、「つまらなさ」を感じやすいと考えています。
ですので、「楽しく」「自由に」「知育(考える力を伸ばす)」をほんの少し意識をして、やらせてあげられるといいですね。
それを踏まえた効果的な声掛けの例を挙げていきます。
・教材を指でなぞらせるとき
「できそうなところからやってみようか。」
「車が出てきているね。一緒にドライブしてみようか。」
「うさちゃんがご飯を食べるためには、どこの道を進んだらいいかな?」
「一緒にやってみよう!あ、こっちは行き止まりだね。分かれ道までもう1回戻ってみようか。」
「早くは進まないよ。道からはみ出さないように、ゆっくり進もうね。」
・自作迷路をやらせるとき
「周りの線にぶつからないように進むんだよ。」
「線の真ん中を通れるようにやってみようね。」
「カラフルに、いろいろな色のクレヨンで描いてみようか。」
「重なる道があってもいいよ(十字や「は」のようなくるんの部分の基本になる)
最初の迷路あそびのおすすめはこちら☆
最初は、100均でも購入ができる「めいろあそび」の教材でも十分だと思います。
迷路の教材は、対象年齢が上がると、その分複雑になったり、条件付き迷路が増えたりします。
もちろんこちらも、さまざまな思考力や集中力を鍛える、という点では大変おすすめです。
ただ今回は、文字(ひらがな)を書くための迷路をおすすめしたいと思います。

ひらがなの練習のためには、3歳くらい向けの迷路教材を使って、指やえんぴつの動かし方をゆっくりと練習するのが良いです。
めいろの教材は本屋さんでも数多く取り扱っていますので、子どもに合った教材は、実物を手に取ってみて、カラーや絵のタッチ、問題の難易度等も確認してから購入をすることを強くおすすめします。